チャンバラ合戦-戦 ikusa- 可児市の乱

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山城の歴史と魅力を再発見!|山城にいこう in 可児2016

山城の歴史と魅力を再発見!|山城にいこう in 可児2016

場所
花フェスタ記念公園
参加人数
133
10/9

チャンバラ合戦 -戦 IKUSA- 可児市の乱、節目の第十章の開催レポートは10月9日に行われた合戦の模様をお届けします。
今回の合戦はこれまでとは違い、可児市で10月8日〜9日に開催された歴史イベント「山城にいこう in 可児2016」の一部として開催されたのです。

レポートは2日間のイベントの時系列に合わせてご紹介しますので、当日の参加者になったつもりでお楽しみください。

 

可児市には山城がある!山城にいこう in 可児2016レポート

この地方創生ブログでは何度もお伝えしてきましたが、可児市内には10の城跡があります。今回のイベントでは市内4ヶ所の城跡が舞台となり、「Mission1 偵察」「Mission2 宴」「Mission3 城攻め」「Mission4 評定」の4種類のミッションとチャンバラ合戦が開催されました。

 

今回の4イベントには、NPO法人ゼロワンのスタッフが参加させて頂きましたので、その生の声をお届けいたします。

 

それでは1つずつMissionを見ていきましょう。

 

Mission1 偵察

10月8日の午前中から行われた「偵察」では、今城跡&大森城跡コース、美濃金山城跡コースの2コースで、城郭の専門家である中井氏・加藤氏によるガイドを聞きながら城跡の魅力を知れました。

 

両氏の具体的なプロフィールはこちら。

 

中井 均
nakai
1955年、大阪府生まれ。滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科教授。(財)滋賀県文化財保護協会、米原市教育委員会、長浜城歴史博物館館長を経て、2011年滋賀県立大学人間文化学部准教授、2013年より同教授。NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長として、全国の街づくりにも関わる。専門は日本考古学、特に中・近世城郭の研究。

 

加藤 理文
katou
1958年、静岡県浜松市生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒業、博士(文学)。(公財)日本城 郭協会理事、学術委員会副委員長。NPO法人城郭遺産による街づくり協議会監事。織豊期城郭研究会。(財)静岡県埋蔵文化財調査研究所、静岡県教育委員会文化課を経て、現在袋井市立浅羽中学校教諭。専門は日本城郭史(特に織豊時代の城郭政策)。主な著作「織豊権力と城郭」(高志書院)他

 

両コースとも100名の定員でしたが、すぐに予約が埋まるほどの盛況だったそう。チャンバラスタッフは、関係者として戦陣で、敵情を探ったり見張りをしたりする物見気分で城跡の偵察へ参加しました。

 

このスタッフいわく当初は「城跡ってなにが楽しいんやろ?」という想いがあったようなのですが、この偵察非常におもしろかったとウキウキしていました。山城を登りながらその場所にまつわる歴史話をガイド役の先生から聞くことで、学生時代に社会の教科書ではわからなかったことが、実際に体感することで当時生きていた武士の気持ちになれたのだとか。

 

例えば……

  • 当時の人が城を攻められないためにどんな工夫をしたのか?
  • 侵入者を効率よく始末するにはどんな方法があったのか?
  • 武士は重い甲冑を着て弓矢や岩で攻撃される中、急斜面をどんな気持ちで攻めたのか?

 

他にも先生の造詣が深いミニ講義からは、なるほど!と思うお話が多かったです。
なかでもおもしろかったのは石垣について。

 

城郭の建築技法のひとつである石垣ですが、さまざまな積み方があります。石を積む高さや、石垣の長さが年代によって違い、石だけでなく土を盛ったり、石垣の周りに石を装飾するように積んだりと、特徴を見れば当時の土木技術から、石垣が作られた年代がわかるようです。
皆さんご存知の、大阪城・熊本城の石垣はスキマなくキレイに積まれていますが、可児市の城跡の石垣はそれよりも少し前の時代に立てられたことがわかるという解説から、当時の様子がこれまでより想像しやすくなりました。

 

「城を建てた」という歴史上の事実は、教科書で知っていましたが、その城がどのように戦場として活かされ、防御拠点として頼りにされていたのかがわかった初日の「偵察」でした。

 

Mission2 宴

8日の夕方からは「宴」です。こちらは東京・大阪を中心に開催されている「城フェス」の東海地方初イベントとして開催されました。

 

「偵察」でガイド役となった中井氏・加藤氏だけでなく、歴史復元イラストレーターの香川元太郎氏と城フェス実行委員長の萩原さちこ氏が集まり、可児市をはじめとした山城の深い話や、「偵察」での経験を参加者でシェアする時間となりました。

 

両氏の詳しいプロフィールはこちら。

 

香川 元太郎 氏
1959年、愛媛県松山市生まれ。イラストレーター、絵本作家。松山東高校卒業後、2浪して武蔵野美術大学日本画学科へ入学。日本画公募団体「創画展」入選し、同大学大学院日本画学科へ入学。㈱東宝舞台で3年勤務した後、フリーのイラストレーターに。歴史考証イラストをメインに描くように。また、2 0 0 5年には、初の 絵本『時の迷路』を発表。緻密なイラストをベースにした独創的な発想の迷路や隠し絵が評判となる。

 

萩原 さちこ
hagiwara
1976年、東京都足立区生まれ。城郭ライター、編集者。城フェス実行委員長。(公財)日本城郭協会学術委員会学術委員。出版社、制作会社、広告代理店などの勤務を経て独立。執筆業を中心に講演・講座・メディア出演など行う。主な著書は『わくわく城めぐり』(山と渓谷社)、『お城へ行こう!』(岩波ジュニア新書)『戦う城の科学』(Si新書)。ほか共著、連載多数。

 

「宴」の参加者は、半分が「偵察」参加者、半分が城&先生のファン。
1番盛り上がったのはお城クイズ大会です。城に詳しくないチャンバラスタッフでも、めちゃくちゃおもしろい内容だったとか。
問題では以下のような山城のイラストに、モザイクがかかったものが映し出され、どの山城かを答える問題などがありました。

久々利城_モザイク

真田丸_モザイク

 

皆さん、わかりますか?
現場では参加者全員が迷うことなく正解していました。驚き!

 

そんな調子でほぼすべての参加者が15問連続正解でした。皆さんの詳しさに、さらに驚き!!

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Mission3 城攻め

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9日の午前中から行われたのが、「城攻め」。こちらも定員100名が瞬時に売り切れ。
このイベントからは、2016年から笑点司会者となった春風亭昇太師匠が参戦です!
実は落語家きってのお城好きなことを知っていましたか?

 

昇太師匠のプロフィールはこちら。

 

春風亭 昇太 師匠
syunputei
1959年、静岡県清水市生まれ。落語家。(社)落語芸術協会理事。新作落語の創作活動に加え、昇太独自の現代的な解釈で落語に取り組む。人気長寿番組「笑点」大喜利の司会者として人気を高め、舞台、テレビ、ドラマに出演するなど幅広く活動する。業界一のお城好きであり、全国お城歩きで有名。著作「お城歩きのすすめ」(小学館)がある。

 

城攻めは、昇太師匠と初日からの中井氏・加藤氏の城好きオヤジ3人組が先導役となり、久々利城跡を足軽になった気分で攻め入ります。その場で城を守ろうと待ち構えているのは可児市のボランティアさん40~50名。

 

動画を見てもらえばわかりますが、城に攻め込もうとすると四方八方からボコボコにされます(笑)
当時の合戦ではもちろん本物の弓や石、熱湯などを使って、侵入者を本気で殺しにかかっていたのです。
攻め込む側を体験することで、城攻めが実際にどれほど大変なのかわかりました。

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8日の「偵察」と9日の「城攻め」は、共に可児市の山城が舞台でした。今回のイベントが実現したのは、主催である可児市と可児市山城連絡協議会の皆さんが1年間かけて、ずっと時間をかけて町の資産として山城を守るためにキレイに整備・保持し続けた賜物です。地域資源があってもそれを大切に保存・整備する人、資源を活用する方法を考える人がいなければ、宝の持ち腐れとなってしまうことがよくわかった「偵察」と「城攻め」でした。

 

山城を活用した「偵察」と「城攻め」イベントに参加した市外の方が、「こんなきれいに整えられた山城はじめて見ました!」と、山城連絡協議会の方に感動を伝える場面がとても印象に残っています。感動を伝えられたご高齢の方が、頬を赤らめながらも謙遜して「いえいえそんな…」と答える姿を見て、地域のためにと活動するボランティアの方々が地方創生のキーマンの1人であると、改めて実感したチャンバラメンバーでした。

 

Mission4 評定

山城にいこう in 可児2016の締めくくりは、「評定」です。

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2日間に渡って開催されたイベントの総括として、城好きオヤジ3人組の城跡話や、イラストレーター香川元太郎氏による城跡復元イラスト講座、城跡活用団体の活動発表など、城跡をもっと楽しむための内容が盛り沢山でした。
会場には城(跡)好きが集結し、最後の最後まで大きな盛り上がりを見せていました。

 

ここからはチャンバラ!山城ブースのフルコースで戦国時代に思いを馳せる

山城にいこう in 可児2016の一部として行われたチャンバラ合戦。
山城づくしのイベントは、チャンバラ合戦の会場でも盛り上がりを見せていました。

 

まず会場で目を引いたのは、チャンバラ会場のまわりを囲んだ、
中部地方に位置するお城や城跡に関する団体が出店するブース。

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それぞれのブースで趣向をこらした、グッズの販売や情報提供が行われていました。
山城好きな参加者の方々が目をキラキラさせながら各ブースを回っていたのが印象的。

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なかでもおもしろかったのは、体験コーナー。
内容は、てぬぐい作りや射撃、石垣作り体験など。

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ゼロワンスタッフも、もちろん体験させてもらいました。
その様子がこちら。

兄貴の華麗なる石積み!! #可児市の乱 #花フェスタ記念公園 #チャンバラ合戦 #城

永野翔太さん(@naganomaru)が投稿した動画 –

 

メンバー最年長の事務局長が童心に帰って、黙々と石を積み上げていく姿にはぐっとくるものがありました。(笑)
事務局長いわく、石積みのプロが丁寧に詳しく教えてくれたから、おれの目に映る石垣はレベルアップしたぜ!とのこと。石の大きさやカタチがひとつずつ違い、積み上げる人も違うため、参加者によって出来上がる石垣はそれぞれ。自陣の防御拠点の要塞となる石垣を大きなスケールで築き上げた当時の石積み士はどんなことを考えて、石垣を築いていったのでしょうか・・・? 歴史に思いを馳せる楽しさがよりわかったような気がします。

 

小人数でも盛り上がるのがチャンバラ

さて、ここからはチャンバラ合戦のレポートです!
前日夜から降り続いていた雨で足場が悪く、開催が危ぶまれていた当日。
しかし、開始時間頃にはなんとか安全にできる程度まで乾いて一安心でした。

 

曇りがちな天気で、これまでと比べてなかなか参加者が集まりませんでしたが、その分、小規模でも濃厚な合戦をたくさん楽しんで頂けました。

 

午前中の開催は大人が中心で、激しい戦いが繰り広げられました。

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この日は同じ会場でモロッコイベントが開催されていたため、モロッコ人の皆さんにもチャンバラ合戦を体験してもらいました。
午前中のバトルロワイヤルの優勝者は、民族衣装に身を包んだ1番右の男性。

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言葉が通じなくても、一緒に戦い、絆を深められる。
そんなチャンバラ合戦 -戦 IKUSA-の魅力を再確認しました。

 

合戦後、CBCテレビの取材を受けるチャンバラ親子。
照れくさそうにインタビューに答える少年サムライの姿がかわいかったですよ!

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自分専用刀が物語る、半年間の積み重ね

前回の記事で、参加人数が3,000人、刀の配布本数が3,000本を突破したとお伝えしました。
今回の合戦では、この半年間の開催で積み重ねた歴史を感じられる、1本の刀と出会ったのです。

 

その刀の持ち主は、午後のバトルロワイヤルで優勝したこの少年侍。
妹と一緒に参加してくれました。

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少年侍の刀をよく見ると、自分の手で改良して使いやすくしてあったのです。
話を聞くと、以前参加した時にチャンバラ合戦にハマって、帰ってからも修行を続け、さらに刀も鍛えて今回の合戦に望んだそう。

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バトルロワイヤルで優勝して、修行の結果が出た際には少年侍はもちろんのこと、それまで大声で応援していた妹も同じように喜んでいた姿が印象的でした。合戦を開催する日だけでなく、帰ってからも楽しんでもらえたことがわかり、少しずつでも確実に可児市でチャンバラ合戦 -戦 IKUSA-が根付いたことを実感しました。

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次回開催予告

2016年の可児市での開催も残り1回!!
まだ参加できていない方や、またチャンバラしたい!という方は、ふるってご参加くださいね。

11月27日 今年最後の可児市の乱

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日時 平成28年11月27日(日)
場所 KYBスタジアム(可児市坂戸987番地4)

受付時間

第一部:10:00(受付9:30)
第二部:10:45(受付10:15)
第三部:11:30(受付11:00)
定員 各戦 先着50名(各回3戦程度)
申し込み 当日現地にて受付
参加費 無料
参加条件 1.年齢4歳以上のサムライ。
2.熱き侍魂を持っていること。
※衣装の貸し出しは行っておりませんが、自前で衣装・コスプレで来ていただいて問題ありません。
※会場には段差がある所もございますので、滑りにくい・脱げにくい靴はお控えください。
雨天 中止
主催 可児市
協賛 なし

【詳しい情報は、こちらへ!!】

サムライ特別採用枠

可児市が大好き!地域活性化をお手伝い! 大切な地域資源を守る!城跡整備し隊!!